学生ダイアリー【おせち料理に挑戦しました!】

2022年 02月15日

はじめまして。
私は辻󠄀日本料理マスターカレッジに通っています。

「食材と食文化」の授業で、おせち料理について勉強したので
今年はできるだけ自分で作ってみよう!と思い、
年末に帰省した際、家で作ることにしました。

特に、教壇の先生に教えていただいた黒豆の作り方は
「ぜひマスターしたい!」と思っていたので、
ノートを持ち帰り授業を思い出しながら作りました。

黒豆は丹波篠山産の黒大豆の大玉を購入し、
黒く柔らかく煮るために、学校で教えてもらった還元鉄と重曹を使いました。

ジャータイプの保温調理用の鍋が自宅にあったので使ってみました。
この鍋は保温を開始して3時間80℃以上を保つことができるので、
3時間ごとに火を入れて80℃以上を保ち、18時間かけて黒豆を柔らかく戻しました。

元の黒豆の2.5倍くらいの大きさになりました。
保温調理用の鍋のおかげで
ずっと火にかけることなく意外と楽に黒豆を柔らかくすることができました。

シロップを入れて煮て、3回に分けて濃度を上げて甘みをつけます。
最後は煮沸消毒した瓶に入れ、さらに蒸し器で高温殺菌し出来上がりです。

実家や妹家族に渡したところ
「これまで食べたことのない柔らかさで美味しかった」と、とても好評でした。

そして、この黒豆をつかっておせち料理をつくりました。

黒豆、数の子、田作り、叩き牛蒡、紅白なます、
海老酒塩煮、筑前煮、牛肉の八幡巻き、栗金団を作りました。

私の出身は山口県ですが、山口県の雑煮は、焼かない丸餅で味噌仕立て、
具材は地域や家庭で、それぞれのスタイルというのが一般的ですが、
今回は焼いた丸餅で清汁仕立、具材は鶏肉、春菊、梅人参とし、吸口に松葉柚子を添えました。

来年はさらにグレードアップしたおせちにしたいと思います!

関連記事

PAGETOP